無痛分娩にすると愛情を持てないってホント?
前回に引き続き無痛分娩シリーズです。
さて、いまどきタイトルのようなことを心配される妊婦さんはあまりいらっしゃらないのですが、家族からこのように言われて困っているという声はまだちらほら聞きます。
「痛い思いをしたから愛情が湧くのよ」
「痛みを乗り越えてこそ本当のお母さんになれるのよ」
もしフミ自身が妊娠中に上記のようなことを言われたら静かに微笑んでフェードアウトします。
痛い思いをしないと愛情が湧かないのだとしたら、なんと大変なことにこの世のすべてのお父さんは子どもに愛情を持っていないことになります。
また、私は動物大好きでペットには多大な愛情をかけていますが、特に痛い思いはしておりません。しいて言えば、ハムスターに噛まれて多少痛い思いをしたことはありましたが、その痛みによって愛情が増した記憶はありません。どちらかというとちょっといらっとしました。
それから、おかあさんに本物も偽物もありません。妊娠したその時からお母さんはお母さんです。
妊娠中のナイーブな時期にいろいろ言われると自分でも思っている以上に心に響いてしまうことがあります。そんなことはない、とわかっていても、無痛分娩にする自分は甘えているのだろうか?ちゃんとした母親になれないのだろうか?と思ってしまうことがあるかと思います。不安なときはぜひ病院のスタッフに相談してくださいね。